「何よりの宝物は、巨匠たちの作品に出演できたこと、そして憧れの俳優さんと共演し、おしゃべりできたこと――。」(撮影:宅間國博)
コミカルからシリアスまで、作品ごとに別人のような表情を見せる柄本佑さん。巧みな演技で常に注目を集めていますが、自分の出演作を観ると落ち込むことが多いと言います(撮影=宅間國博 構成=篠藤ゆり)

映画ファンから 俳優の道へ

僕は何か好きになると、「徹底的にハマる」タイプです。今は、K-POP女性アイドルの音楽ばかり聞いています。きっかけは、共演者の方がTWICEの動画を見せてくれたこと。

その後ほかのアーティストも好きになって、ITZY(イッジ)、MAMAMOO(ママム)、IU(アイユ ー)、aespa(エスパ)、TRI.BE(トライビー)とか……、この話、一度始めると止まらなくなりますよ。(笑)

もともとアイドルは大好きなんです。10代の頃は薬師丸ひろ子さんや松田聖子さんに憧れました。今だったら、「フィロソフィーのダンス」っていうグループが好きですね。

もうひとつ、子どもの頃から一貫してハマり続けているのは映画です。両親ともに俳優(父は柄本明さん、母は故・角替和枝さん)で、家でも映画の話ばかりという環境だったので、自然と僕自身も熱烈な映画ファンに。そんな自分が俳優の道へと進んだわけです。

何よりの宝物は、巨匠たちの作品に出演できたこと、そして憧れの俳優さんと共演し、おしゃべりできたこと――。ひとりの映画ファンとして、なにより嬉しかったですね。

2011年に亡くなった原田芳雄さん、大好きな石橋蓮司さんや岸部一徳さんとも仕事でご一緒しました。子どもの頃から映画の中でよく見ていた方との共演は、ものすごく緊張しますが、その緊張も大事だと思っています。