日本皮膚科学会雑誌
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皮膚科セミナリウム 第76回 毛包・脂腺系疾患
痤瘡・にきび
飯島 茂子
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ジャーナル 認証あり

2011 年 121 巻 9 号 p. 1847-1854

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抄録

尋常性痤瘡には遺伝素因,皮脂分泌の亢進,男性ホルモンなどの内分泌的因子,毛漏斗部の角化異常,Propionibacterium ancesなどによる細菌学的素因,炎症反応などが関連して発症する.その結果,毛包内に角質・皮脂が充満した面皰が形成され,細菌性リパーゼ・菌体外酵素・活性酸素などによる炎症性の紅色丘疹,膿疱が出現する.治療にはこれらの病態生理を理解した上での戦略が必要である.その他の痤瘡性疾患や鑑別すべき疾患についても言及した.

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© 2011 日本皮膚科学会
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