名古屋大学大学院工学研究科計算理工学専攻
2017 年 27 巻 3 号 p. 239-249
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概要. 本論文では,正定値対称行列を係数行列とする線形方程式に対して,その解を平衡点として持つ常微分方程式の初期値問題に,離散勾配法と呼ばれる常微分方程式の数値解法を適用することで,線形方程式に対する反復法を生成する枠組みを提案する.本枠組みは,無条件収束する反復法を生成でき,また多くの自由度がある中,簡単な例として定常反復法であるSOR 法を包含することを示す.
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