• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 4/26
    函新ウイークリーレビュー
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

急行店主一周忌に超特急「やきそば」オープン

 木古内のソウルフードが、函館朝市で1年ぶりに復活―。昨年5月、店主の垣内キミさん(享年88)が亡くなり、60年以上の営業に幕を下ろした木古内町本町の「駅前飯店 急行」の名物やきそばの味を再現したメニューを提供する「超特急やきそば」(長橋聡店長)が16日、函館市若松町11の函館朝市内にオープンする。この日は垣内さんの一周忌にあたり、長橋さんは「垣内さんにも納得してもらえる自信の味に仕上がった。木古内の伝統をしっかりと引き継いでいきたい」と意欲を見せている。
 急行は垣内さんが夫の幸四郎さん(故人)とともに1956年に木古内駅前に開店。独自の味付けのやきそばが評判を呼び、木古内を代表するグルメとして親しまれてきた。
 木古内町出身で、子どものころから急行のやきそばの大ファンという長橋さんは、高校卒業後は函館市内で和食やフレンチなど幅広いジャンルの料理人として活躍。それでも急行のやきそばを忘れることができず、「自分の記憶を頼りに味の再現に何度も挑戦し、ようやく満足いく仕上がりになった」と話す。
 長橋さんは昨年の4月に急行を訪れた際に、独自の“急行やきそば”完成を垣内さんに報告。「笑顔で喜んで『いつか食べさせてほしい』と言ってくれた。まさかその1カ月後に亡くなってしまうとは」と残念がる。
 以前から独立して店を構えることを考えていた長橋さんは「垣内さん本人から了承を取った訳ではないが、急行の味を伝えることが使命と感じた」と、やきそば専門店の出店を決意。垣内さんの遺族に了承を得て、昨年の夏からオープン準備を進めてきた。
 味の再現ポイントは、生麺の使用と、独自の配合による和風ソースとコショウのバランス。野菜や豚肉をたっぷりと使ったボリューム感にもこだわった。「かつての急行の常連にも満足してもらえる自信がある。ぜひ一度味わってほしい」と呼び掛ける。
 やきそばは並が750円、大盛980円、超盛1380円(税込み)。営業時間は午前8時~午後6時。不定休。問い合わせは0138・83・2306.(小川俊之)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 乗用車のタイヤ脱落 知内の国道、けが人なし 注意呼び掛け
      2. 春の叙勲、道南から19人に栄誉
      3. 函大有斗監督の播磨、部男子単Ⅴ バドミントン北海道教職員選手権
      4. 今年の北斗桜回廊は「花より団子」 ウソの食害
      5. 特殊詐欺被害防ぐ 西署、コンビニ店員2人に感謝状
      6. 談話室/山本美沙子さん「地域で子ども育てる」
      7. 春の褒章、道南から6人 長年の功績たたえる
      8. チラシ、動画作成…若者定着に協力 函大谷短大生が市の事業PR
      9. 企業探訪/ノルズリゾート
      10. 函館市内10カ所でスタンプラリー 函館市「コナン」特別イベント

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      4月30日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト