トンネル覆工コンクリートに生じるひび割れの発生メカニズムに関する実験的研究

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENTAL STUDY ON THE MECHANISM OF CRACKS GENERATION ON NATM CONCRETE LINING

抄録

NATMで施工された覆工コンクリートでは,トンネル天端付近において軸方向に伸びるひび割れがしばしば確認されている.このひび割れは地圧によるものと類似するため,維持管理段階における健全度評価を困難なものとしている.本研究では,このひび割れの発生メカニズムを明らかにするため,実際の坑内環境と施工条件を模擬した模型試験とそのシミュレーション解析を実施した.この結果,吹付けコンクリート面の凹凸などによる外部拘束がない現在の覆工コンクリートにおいて,ひび割れの発生に寄与すると考えられるコンクリート自身が発生させる内空側と地山側との収縮量の差(内部拘束)を数値解析で適切に表現するためには,「湿気-応力連成解析」を行う必要があることを示した.

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参考文献 (3)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680231077760
  • NII論文ID
    130004943254
  • DOI
    10.2208/jscejf.66.132
  • ISSN
    18806074
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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