バーミューダ産アダンソンオキナエビスガイの新亜種

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タイトル別名
  • A New Subspecies of Adanson's Slit Shell from Bermuda
  • バーミューダ産アダンソンオキナエビスガイの新亜種〔英文〕
  • バーミューダサン アダンソンオキナエビスガイ ノ シンアシュ エイブン

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抄録

北アメリカ大陸南東岸フロリダから, カリブ海, アンチルス列島を経て, 南米北東岸に分布するアダンソンオキナエビスガイEntemnotrochus adansonianaのうち, 隔絶した孤島バーミュダ沖から産出する個体群を別亜種と認めたのでここに記載する。新亜種バーミューダオキナエビスガイE. adansoniana bermudensisの多くの形態的特徴は基本亜種のそれと共通しているが, 次の諸点で区別し得る。(1)殻頂角が小さく(63°), 基本亜種のように螺塔は凸状の概形を示さず, 尖る。(2)切込みが短かく, 基本亜種では150°以上に及ぶが130°程度である。(3)殻の表面は基本亜種のように光沢がない。(4)調査標本は殻高55.5mm(完模式標本)ぐらいであるが, 軟体部が保存されていないのでこれで成熟個体か否か判断は出来ない。

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