写真=B.LEAGUE

継続路線で今シーズンのチームに戦力を上積み

今日、名古屋ダイヤモンドドルフィンズが満田丈太郎と小林遥太を獲得したことを発表した。

満田は筑波大出身、23歳のスコアラー。特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズに加入した2016-17シーズンは大学時代の最後に負ったケガの影響で満足なプレーができなかったが、ルーキーイヤーの今シーズンは1年を通して尻上がりに調子を上げ、後半戦ではスタメンに定着。課題だった3ポイントシュートを向上させたことで得意のドライブが生きるようになり、2桁得点を連発して、川村卓也に得点を依存する状況を解消する一手となった。地元横浜の出身でもあり、いずれはフランチャイズプレーヤーに、という期待もあったはずだが、このタイミングで新天地を名古屋に求めることになった。

26歳の小林は青山学院大から2014年に滋賀レイクスターズに加入し、4シーズンを滋賀で過ごした。もともとは先発ポイントカードだったが、昨シーズン途中に並里成が加入するとベンチに回ることに。昨シーズンは先発28試合、平均14.2分のプレータイムがあったが、今シーズンは先発1試合、平均8.4分のプレータイムと出場機会が激減。シーズンラスト10試合のうち6試合で出場がなく、5月14日に契約満了として自由交渉リストに公示されていた。

今シーズンの名古屋Dは激戦の中地区2位争いを制してチャンピオンシップに進出。西地区王者の琉球ゴールデンキングスを相手に第3戦へと持ち込んだものの、アップセットは果たせず。それでも張本天傑と笹山貴哉、中東泰斗の主軸トリオ、大黒柱であるジャスティン・バーレルの残留が決定している。伸び盛りの勢いをうまくチームの力につなげた梶山信吾ヘッドコーチの続投も決まっており、継続路線でさらなる成長を期す。