免疫検査分野の成長加速に向けカイノスとの資本業務提携に合意~診断薬開発・生産の連携を深め、両社のさらなる成長を目指す~

2022/02/25  シスメックス 株式会社 

2022 年 2 月 25 日

シスメックス株式会社

免疫検査分野の成長加速に向けカイノスとの資本業務提携に合意
~診断薬開発・生産の連携を深め、両社のさらなる成長を目指す~

シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒)は、免疫検査分野における診断薬の開発・生産力の強化を目的に、株式会社カイノス(本社:東京都文京区、代表取締役社長:上地 史朗)との資本業務提携に合意したことをお知らせします。

シスメックスは2024 年 3 月期を最終年度とするグループ中期経営計画(2021 年 5 月 12 日発表)において、重点分野(血液凝固・免疫・ライフサイエンス)への積極的な投資による高成長の実現を目指し、優先的な資源配分による新たな価値創出と製品ラインアップの拡充に取り組んでいます。なかでも、重点分野の1 つである免疫検査分野では、医療現場への新たな診断技術の提供に加え、日本・中国・アジアパシフィックなど、各市場において特有の臨床ニーズに応じた診断薬ラインアップ拡充を推進しています。

これまでシスメックスとカイノスは、シスメックスの免疫検査用プラットフォームであるHISCLTMに関する一部診断薬の開発・生産をカイノスが担うなど、免疫検査用診断薬ラインアップ拡充に向けて協業を進めてきました。

このたび両社は、免疫検査用診断薬の開発・生産に関する資本業務提携について、2022 年 2 月25 日に合意しました。本合意に基づき、カイノスはシスメックスを引受先としたカイノス株式(230,000 株)の第三者割当による自己株式処分を実施します。これにより、シスメックスによるカイノスの持株比率は発行済み株式総数の5.05%となり、株式取得日は 2022 年 3 月 14 日を予定しています。

シスメックスは、今回の資本業務提携を通じてカイノスとの協業体制をさらに強化することで、免疫検査用診断薬のラインアップ拡充を加速させるとともに、自社製品・サービスの提供を通じて、医療現場におけるさまざまな課題解決に貢献し、免疫検査分野の成長加速を目指します。

【提携の狙い】
・シスメックスは、カイノスが有する特長ある診断薬の開発および製品の供給体制を活かし、グローバル市場におけるさまざまな診断ニーズに細やかに対応した診断薬ポートフォリオの拡充を加速する
・カイノスは、シスメックスがグローバルに展開する販売・サービスネットワークを活かし、HISCLTMをはじめとするシスメックス測定プラットフォーム向け診断薬商品の開発および製品の供給を通じて、グローバル市場への事業拡大につなげる
・両社は、自らの特長、相互連携を継続的に強化することで、両社の事業発展を実現する

【カイノスの概要】
会社名:株式会社カイノス
創立:1975 年 5 月 1 日事業内容:
医薬品・体外診断用医薬品・医療機器等の開発・製造販売および輸出入
所在地:東京都文京区本郷二丁目38 番 18 号
代表者:代表取締役社長 上地 史朗

【参考】
2021 年 5 月 12 日リリース『シスメックスグループ中期経営計画を策定 ~持続的な成長に向け、グループの総合力を発揮し、企業変革を推進~』
https://www.sysmex.co.jp/news/2021/pdf/210512_03.pdf

【シスメックスのマテリアリティ】
シスメックスは、優先的に取り組むべき課題(マテリアリティ)の1 つに「製品・サービスを通じた医療課題解決」を特定し、臨床価値の高い製品の開発・供給に取り組んでいます。これまで培ってきた独自の技術やグローバルネットワークを活かして、今後も医療の発展とともに人々の健やかな暮らしへの貢献を目指した取り組みをすすめてまいります。

以上

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