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空いたBS右旋で4K放送する事業者、ショップチャンネル4K、OCO TV、4K QVC認定へ

総務省は15日、BSの空いた帯域を利用して4K放送業務を行なう事業者・3者について、電波監理審議会に諮問し、原案を適当とする旨の答申を受けたと発表した。認定が適当と認められたのは、SCサテライトの「ショップチャンネル4K」、OCOの「OCO TV」、QVCサテライトの「4K QVC」。公募時は5者から申請があったが、2者(東京通信グループ/WOWOW)は申請を取下げたという。

「ショップチャンネル4K」(無料)は、ショッピング番組を放送。「OCO TV」(有料。一部無料)では、アジア映画、ドラマ、音楽、日本の地域紹介番組を放送予定。「4K QVC」(無料)は通信販売番組となる。総務省は、電波監理審議会からの答申を踏まえ、認定の手続を進める。

「新4K8K衛星放送」の更なる普及、そして周波数の有効利用の促進を目的に、総務省では右旋帯域で生じている空きスロットを新しい4K放送に割り当てる方針を示し、3チャンネル分の事業者を公募していた。

現在BSの右旋帯域で放送している4Kチャンネルは、NHK、BS朝日、BSテレビ東京、BS日本、BS-TBS、ビーエスフジの6つ。

NHK BS8KやWOWOW 4Kが使う“BS左旋”、J SPORTSやスターチャンネル4Kが使う“110度CS左旋”と異なり、BS右旋は、従来のBS放送と同じ電波・周波数を使うため、チューナーなどの対応機器を設置すれば、アンテナや配線等を交換せずに視聴できる。