Foundation stone 礎石 .

    (10)跨ぎ筋


 (また)ぎ筋とは、捨て牌の数字を跨ぐ筋(たとえば誰かの捨て牌に2があるならば14、3があるならば14または25、5があるなら36または・47など)などが対象となる。この筋は中盤までは比較的安全、それ以降は比較的危険度が高いといえる筋である。

 たとえば序盤で223・233・334・344・445などとある時、いきなり2、3、4などの2枚持ちのうちの1枚が捨てられるケースは少ない。そこで序盤の2・3・4捨てには、その跨ぎ筋の外筋である1・2・3は比較的安全と考えられる。

 もちろんこれを逆手にとって配牌に223とあるとき、初っぱなにいきなり2を切っておくと、将来23の面子で14待ちとなったとき、相手から跨ぎ筋の外側である1などを出して頂ける可能性が高くなるということはある。

 ただし、もしこんな2の先切りが奏功して1でロンアガリしたとしても、それほど自慢するほどのテクニックではないから間違っても吹いちゃあダメ。(^0^; というのは、世の中にはこんなエピソードもあるからだ。

 20年ほど前、10人くらいのメンバーの麻雀サークルがあった。σ(-_-)もメンバーの一員であったが、その中に X さんという人がいた。たしかに麻雀も上手かったが、なにかと目立つ存在。その X さんが東京で某雑誌社関連の麻雀会に出場することになった。

 その麻雀会の予定日も過ぎたある日、ある用事でその雑誌の編集者と電話で話をする機会があった。話しているうちに、先日行われた麻雀会の話になった。
で、X さんはいかがでしたか?
う〜ん、それが〜
不振でしたか
いや、そんなことは別として、ちと白けることが....
・・・・
中盤で X さんがリーチして一筒でロンアガリした。そのとき二筒が早切りしてあった。すると得点を精算してる最中に、X さんが “二筒を早切りしておいたから、一筒が出る” というような解説をはじめて・・・。解説を始めたのにも困ったけど、解説するレベルの話でもない。それで場が白けちゃって....
(-_-)
それで “いや〜、さすが打てる人は違いますね〜” と皮肉半分を言っといたけど、いや、まいったまいった

 そんなことがあった10日ほど後のサークルの月例会。
 X さんが東京の麻雀会の話を始めた。知らん顔で聞いていたら、
それで二筒を早切りしておいたら、案の定、一筒が出てきた。そこで“早い巡目の跨ぎ筋の外側はアガリ易い”と話してやったら、見ていた編集者が “さすが打てる人は違いますね〜”だって。東京の編集者をうならせちゃったからね〜 ( ̄^ ̄)」
「(-_-)」

 とはいうものの、序盤での2捨てに対し跨ぎ筋の外筋である1は比較的安全度が高いというのは、基本的な事実である。しかしいくら序盤の捨て牌の跨ぎ筋でも、、14という跨ぎ筋の中側である4は疝気筋の47にかかるので、危険度は高い。もちろん序盤での3捨てに対する跨ぎ筋である1・4/2・5の中側の4や5、あるいは4捨てに対する中側の5や6なども同様である。

 そして後半においては、223・233・334・344・445などとある時、両面待ちを作るために2枚持ちの2・3・4が捨てられるケースが多くなる。つまり後半では、跨ぎ筋の危険度は前半より高くなる。

 そこで前半の立直に対して安全牌どころか無筋牌しかないと言う場合、どうせ打つなら裏筋・疝気筋より跨ぎ筋の外側、後半の立直に対しては裏筋・跨ぎ筋よりより疝気筋を打ちだした方が、多少なりとも安全度が高いと云うことになる。
  
 ということで、これまでのマトメ

相手の捨牌 1 2 3 4 5 6 7 8 9
表筋(安全度高) ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 17 28 39 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
裏筋(常時危険筋) 25 36 47 58 14/69 25 36 47 58
疝気筋(前半危険筋) 36 47 58 69 ・・・・・ 14 25 36 47
跨ぎ筋(後半危険筋) ・・・・ 14 14/25 25/36 36/47 47/58 58/69 69 ・・・

※1と9に、跨ぎ筋はありましぇん。

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