春の番組改編で“激戦区”となった朝夕の情報番組。スタートから1週間がたち、出足の成績が出そろったが、早くも明暗がわかれている。新規参入組が苦戦を強いられているのだ。ただ、作り手側の安易な姿勢も見透かされ始めている。視聴者が番組を選ぶ決め手は何なのだろう。
まずは朝の時間帯。女優、真矢ミキ(51)が鳴り物入りでMCに初挑戦したTBS系「白熱ライブ ビビット」は、3月30日の初回3・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と出足が鈍く、2回目以降も2〜3%台で苦戦。「前番組『いっぷく!』は1年で撤退。起死回生を期すビビットですが、『いっぷく!』を下回るとは前途多難」とテレビ誌記者。
エース、大橋未歩アナ(36)を投入したテレビ東京初の朝のニュース番組「チャージ730!」も初回が0・4%とまさかの1%割れ。「続く韓流ドラマが3%以上であることを考えると、かなり厳しい数字です」(テレビ誌記者)
NHK「あさイチ」、フジテレビ系「とくダネ!」、日本テレビ系「スッキリ!!」は盤石だが、「主婦向け色をさらに強めた『スッキリ!!』では上重聡アナの新MC就任早々のスキャンダルが今後どう影響するか。忙しい朝の時間帯の視聴習慣は簡単には変わりませんが、イメージは大切ですから」と民放関係者。