松本伊代 「自分で書いたもん!」と主張ものちにゴーストライターの存在を告白

2014.02.13


「スレンダー水着満載のアイドル時代の希少本」7800円。神田神保町・荒魂書店(電)03・3291・8831【拡大】

 「現代のベートーベン」と称された人気作曲家、佐村河内(さむらごうち)守氏(50)のゴーストライター問題。聴力を失っても絶対音感があれば作曲は可能なのかと驚いていたのですが、現実には本人がほとんど作曲していないことが分かってしまいました。

 今回のことで「ゴーストライター=共犯者=詐欺師」というようなイメージがついてしまわないかが心配なのです。長くライター稼業をやっていれば、ゴーストの仕事は誰でも経験のあること。出版の世界では、ゴーストライターは当たり前なのです。

 忙しい有名人、タレントに原稿を書かせ、さらに締めきりを守らせるのは優秀な編集者でも至難の業。そこでライターが著者に話を聞いて、文章にまとめる口述筆記は頻繁に行われています。

 話を文章に起こすだけだとスカスカした印象になるので、内容をあれこれ盛りまくります。原稿料は印税の場合は3%〜5%程度。版元とは契約書も取り交わします。

 ただ、出版の世界でも長くゴーストライターの存在は暗黙の了解であり、デリケートな部分でした。

 それを公にしたのが我らアラフィフ世代のアイドル、松本伊代様です。

 1984年12月、生放送の「オールナイトフジ」で、自著である「伊代の女子大生まるモテ講座」を宣伝中のこと。内容をMCの片岡鶴太郎氏に聞かれ「まだぁ、読んでないんですけど…」と応えた伊代様。

 自分の本なのに読んでないの! と突っ込まれるとシドロモドロ状態に。そのときは「自分で書いたもん!」と主張していましたが、のちにゴーストライターの存在を告白しています。

 当時は女子大生ブームであり、それをウリにしていた伊代様ですから企画先にありきで制作された書籍なのでしょう。

 ただし、ゴーストライターは、「誰の、どんな本を書いたか」というのは言わないのがお約束。

 アイドル、お笑い芸人、俳優、政治家、財界人、学者にアスリートなど約20人の著者との秘密の関係を、ワタクシも墓場まで持っていくつりです。 (永瀬白虎)

 

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