アップル、新しいiPadを発表 Retinaディスプレイや4G対応など

2012年3月9日 17:35

印刷

新しいiPad(画像:アップル)

新しいiPad(画像:アップル)[写真拡大]

  • 新しいiPad(画像:アップル)

 米アップルは7日、モバイルデバイスを定義するカテゴリーにおいて第3世代となる、新しいiPadを発表した。第3世代のiPadは新たに、美しいRetinaディスプレイ、Appleが新開発したクアッドコアグラフィックスを備えるA5X(エーファイブエックス)チップ、驚くような写真と1080p HD解像度の映像を撮るための先進の光学システムを備えた5メガピクセルのiSightカメラを特長としている。Wi-Fi + 4Gを備える新しいiPadは、AT&T、Verizonの4G LTEネットワークを含む世界中の高速データネットワークへの接続を可能にしながら、最長10時間のバッテリー駆動時間と驚くほど薄くて軽いボディは従来のままに設計されている。

 「この新しいiPadは、Appleがほんの2年ほど前に作り出した、人々がテクノロジーによりかつてない驚くような体験をもたらした製品カテゴリーを再定義するもの。新しいiPadはモバイルデバイスとして過去最高の解像度である310万ピクセルのディスプレイを備え、非常にシャープなテキスト表示と、写真や映像を完璧な精細さで表す」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラー氏は述べている。

 新しいiPadのRetinaディスプレイは、iPad 2の4倍のピクセル数を持ち、表示は、通常の距離で手に持つと人間の目では個別のピクセルを判別できないほどの精細さで、ウェブページ、テキスト、画像、映像は、驚くほど鮮明でリアルになっている。Retinaディスプレイ上に密集する310万ものピクセルは、一般的なハイビジョンテレビよりも100万ピクセル以上も多く、色の彩度が44パーセントも向上したことにより、新しいiPadでは色は信じられないほどリッチで深みがあり、より鮮やかに映し出される。動画は新たに1080pのフルHD解像度で再生できるなど、従来とは比較にならないようなモバイルデバイス上での視聴体験を実現している。

 クアッドコアグラフィックスを備えるパワフルな新しいA5Xチップは、素晴らしいRetinaディスプレイをサポートしながら、素早く反応にすぐれたユーザー体験を実現するためにAppleが特別にデザインしたもの。従来のA5チップの2倍のグラフィックス性能を誇るA5Xチップは、パフォーマンスと電力効率のバランスに優れているため、美しく新しいディスプレイの恩恵を存分に活かして、スムーズなMulti-Touch(マルチタッチ)インターフェース、思わず夢中になれるゲーム、信じがたいほど深みのあるビジュアル体験、そしてiPadの特長として知られる一日の使用分に相当するバッテリー駆動時間を実現している。

 5メガピクセルのiSightカメラは、美しい写真とフルHD映像の撮影を可能にする先進の光学システムを備えている。裏面照射型センサーにより、暗く照度の低い場所でも素晴らしい写真が撮れるほか、映像用の新しい手ぶれ補正機能により、カメラを手持ちで撮影した際に見られるようなガタツキや揺れを取り除くことができる。撮影した写真や映像は高精細なRetinaディスプレイで楽しむ以外に、編集したり効果を付けるなどして、iPadに標準搭載される写真アプリケーションを使って友人や家族と簡単に共有することができる。

 「iPad Wi-Fi + 4Gモデル」は次世代の超高速ワイヤレスネットワーク通信機能を内蔵し、HSPA+、DC-HSDPA、さらにCDMAおよびGSMを含む世界中の高速データネットワークを包括的にサポートしているため、iPadユーザーは国外でも簡単に現地でローミングできる。この世界対応のiPadのダウンロードおよびアップロード速度は高速であるため、ウェブページは驚くほど素早く読み込まれ、大きな書類を添付したメールも簡単に送受信できる。パーソナルホットスポット機能を使えば、このiPadの高速ネットワーク接続は、Wi-Fi、Bluetooth、またはUSB経由で最大5台のデバイスと共有できる。

 新しいiPadには、世界で最も先進的なモバイルオペレーティングシステムの最新のアップデート版であるiOS 5.1が搭載されている。iOS 5.1は、iTunes in the Cloud、フォトストリーム、Documents in the Cloudなど画期的な無料クラウドサービスを提供するiCloudとシームレスに連係し、さらにiPhone、iPad、iPod touch、Mac、Windows PCともiCloudを通してシームレスに連動しながら、自動的にワイヤレスでコンテンツを保存し、各自が使用している各デバイスにプッシュする。デバイス上のコンテンツに変更があった場合には、ほかのデバイスも自動的にアップデートされる。

 また、新しいiPadは、声を使って作業を完了させる素晴らしいもう一つのの機能、ディクテーション(音声テキスト入力)もサポートする。文字を入力する代わりに、キーボード上のマイクロフォンアイコンをタップして記述したいことを新しいiPadに向かってしゃべり、完了をタップすると、iPadが言葉をテキストに変換する。ディクテーションは、メッセージを書いたり、メモを取ったり、ウェブ検索をするなど、様々な場面で利用できる。またディクテーションはApple以外の他社製アプリケーションとも連携するため、Facebookの近況を更新したり、Twitterでつぶやいたり、Instagramで写真にキャプションを付けるのにも利用できる。

 新しいiPad Wi-Fiモデルは、ブラックおよびホワイトの2色で、3月16日よりメーカー希望小売価格42,800円(16GBモデル)、50,800円(32GBモデル)、58,800円(64GBモデル)で販売開始される。iPad Wi-Fi+4Gモデルは、メーカー希望小売価格53,800円(16GBモデル)、61,800円(32GBモデル)、69,800円(64GBモデル)で販売開始される。また、従来のiPad 2は、34,800円(16GB Wi-Fiモデル)、45,800円(16GB Wi-Fi+3Gモデル)に値下げして販売する。

関連記事