ソ・イングク
ソ・イングク
2009年、韓国最大の音楽オーディション番組Mnet「スーパースターk」において、なんと72万人中グランプリを手にしたソ・イングクが、2013年4月24日シングル「Fry Away」で日本デビュー。そして、ついにファン待望の「日本初ファンミーティング~HELLO~」とミニライブを去る21日、東京・大手町日経ホールで開催した。

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 2012年にチャン・グンソク主演ドラマ「ラブレイン」での俳優デビューに続き、同年、学園ドラマの初主演に抜擢された「応答せよ1997」で、韓国の若者たちを中心に社会現象を巻き起こし大ブレイクし注目を集めたソ・イングクだけに、イベント直前の囲み会見でも取材陣の様々な質問に終始笑顔で即答するなど、緊張感の中にも”さわやかな好青年”の印象を強く残した。

 ファン600人の熱い歓声に迎えられ、オープニングの「Tease Me」を、ハリのある声で軽やかに歌い上げると、すでに総立ちのファンからソ・イングクコールとともに、大きな拍手と歓声が沸きあがった。あいさつをしようと「ア~」と口火を切ったとたん「オッパ~!」との客席の掛け声に日本語で「よろしくお願いします」と答え、早くも会場のファンと息の合った雰囲気が盛り上がりを見せた。

 司会者から今のホットな気持ちや、直前に行われた囲み会見について質問されると「本当に気持ちいいです」また「本当に緊張です。でした!今も緊張です」と、率直に回答。会場からまたもや「オッパ~!」そして「イングクさ~ん!」との声援が飛び交い、「ファンの皆さまに、どんな姿に映っているか…。とても緊張しているので、お手柔らかに」とあいさつ。さらに、ドラマと映画の撮影の合間をぬってファンとの約束を守るために来日したと、近況報告を加えた。

 ハードなスケジュールに体調を気遣うファンから「イングクオッパ~!ファイティング!」とエールが送られると「ありがとう、ありがとう」と連呼し、親しみを込めた感謝の気持ちを伝えた。

 日本で「今は時間が無いけれど、景色のいい田舎の方へ行って釣りでもしてみたい」と”渋い”一面を見せながらも、釣りをしながら鼻歌を歌う仮想シーンを実演し、会場の笑いを誘った。

 続くトークショーの「まるごとイングク」では幼い頃の写真が映し出され、その時々のエピソードを紹介。「可愛い」、「あんまり変わってない(笑)」などの反応の中、 ハンボク(韓服)姿の写真を皮切りに、 面影が残る生後100日写真も。指輪やネックレスで、早くも秀でたファッションセンスがうかがえる1歳の頃の写真にいたっては、”ファッションスター”としての気質の根源を発見したと、会場も納得。「幼い頃から母親がパーマをよくかけてくれた」と明かしつつ、「常に時代を先取りしてたので斬新だった」と”ファッションリーダー”ソ・イングクをアピールした。

 7枚目は合気道の写真。2段の有段者と誇るソ・イングクが「1人の女性は守れると思います」の言葉に、600人のファンは瞬間その”1人”になったかのように熱い視線を集めた。

 少しずつ現在の写真に話題が移ってくると、踊ったり舞台で歌を歌ったりする姿に Mnet「スーパースターk」が重なった。優勝した際の写真では、トップの座をつかんだ嬉しさだけではなく、様々な思いが交錯したこと、帰宅後、急激に実感したことを明かした。

 あれから、4年。「僕にとって早いといえば早いが、その当時の状況を思えば長くも感じられる。この4年が自分を成長させてくれた」と、感慨深げに振り返った。

 「応答せよ 1997」の写真になると、会場の熱気は益々ヒートアップ。客席から悲鳴にも似た歓声が次々に送られ、一番印象に残ったシーンとして、痩せたピークで撮影に挑んだ水飲み場のキスシーンを挙げた。役作りのため 苦労したダイエット法は、食べたり食べなかったり。そのため、よく見ていくと演じたユンジェが、放送の回ごとに太ったり、痩せたりを繰り返した内幕を披露、会場は大爆笑。「今の筋肉のほうがそのときよりもっといいですよ」と自慢げに話し「ここでお見せできますが…」と続けると、客席から大歓声が上がった。

 しかし、「映画『ノーブレッシング』(原題)のために我慢しておきます」とサラリとかわし、しばしの“お預け”にファンがガッカリすると、曲ごとに常に新しい姿を見せてきたソ・イングクが、これまでリリースしてきた音楽活動をまとめた映像をプレゼント。編集された映像を見終わって「4年間、多くのことを成し遂げてきたと実感し気分がいい」満足と締めくくった。

 期待される今後の活動として、ソ・ジソプと共演が決まっているドラマ「主君の太陽」(原題)に話題が及ぶと、日本のファンに、8月7日にリリース予定の2ndシングルが、ドラマの撮影の関係で10月16日に延期せざるを得なくなったことを丁寧に詫び、ファンの温かい拍手に包まれながら安堵の笑顔を見せた。そして、新鮮で全く新しいロマンティック・コメディー・ホラーで楽しいドラマと伝え、ファンは高い関心を寄せ、胸に熱い期待を膨らませた。

 映画「ノーブレッシング」の題名は、まだ仮題としながらも「演じるのは水泳選手で悲しい事情を抱えつつ、それでも明るい面白いキャラクターなのでぜひ見てください」と紹介し「今、輝いているイ・ジョンソクさんとのライバル関係、『少女時代』のユリさんも出演して描かれる青春模様で、ラブラインもあります」と、見所を付け加えた。

 会場のファンと交流を深めたトークタイムに引き続き、イントロが流れると大きな歓声で再び迎えられたソ・イングクは、ピアノの弾き語りでカバー曲メドレーを感情豊かに熱唱。

 次に、定評の歌唱力で「Fly Away」「笑って泣いて」と続けて歌い上げ、「あと曲が2曲残りました」とし「次にお送りする曲は『We Can Dance Tonight』で、皆さんに初めてお聞かせします。今日は来てくださり、どうもありがとうございました」とあいさつし、パワフルなドラムに合わせてハリの歌声が響き渡ると、会場のいたるところから歓声が上がり、客席のボルテージは最高潮に達した。

 盛り上がる会場の熱気を一身に受け、アップテンポの「Shake It Up」を歯切れよくパワー全開で歌いきり、一旦終了。

 天井を突き抜けんばかりに叫ぶアンコールがソ・イングクコールへと変わり、しばらくして現れたソ・イングクは「呼ぶよ」を迫力のスウィートボイスで大熱唱。自身の魅力と、感謝の思いを最大限に伝えきった。

 最後は、別れを惜しむファンとの大合唱で、人生初めての日本ファンミーティングが幕を閉じた。名残惜しいファンとの団体写真撮影とハイタッチ会 というサプライズで最後の最後までファンを釘付けにして、暑い夏の一日は、熱くピリオドを打った。


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