新型「レンジローバー スポーツ」がデビュー【東京モーターショー2013】
2013.11.23 自動車ニュース拡大 |
【東京モーターショー2013】新型「レンジローバー スポーツ」がデビュー
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2013年11月20日に開幕した第43回東京モーターショー2013で、新型「レンジローバー スポーツ」を公開した。
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■価格は798万円から
レンジローバー スポーツとしてはこれが2代目となるが、先代のベースが「ディスカバリー」だったのに対し、新型では“ホンモノ”の「レンジローバー」が用いられている。このため、先代のラダーフレーム+スチールモノコックという複雑なボディー構造から、新型は一気にアルミモノコックに進化。その恩恵で200kg前後の軽量化が図られており、5リッターV8スーパーチャージドエンジン搭載モデルでも車重は2310kgに収まった。
このためジャガー・ランドローバーは新型レンジローバー スポーツを、「ランドローバー史上最速で、最も俊敏、かつレスポンスに優れた一台」だと主張する。
一方、レンジローバーとの比較では、全長が約150mm短く、全高は55mm低い。また。ルーフが後ろにいくに従って直線的に下降する、「イヴォーク」に近いエクステリアデザインを採用しているのも注目点のひとつ。
この結果、非常に軽快感の強いプロポーションができあがると同時に、ここ数年ランドローバーが進めていた新世代デザインへの切り替えが、新型レンジローバー スポーツの登場をもって完結することとなった。
日本仕様は「SE」(798万円)、「HSE」(903万円)、「Autobiography Dynamic」(1260万円)の3タイプ。エンジンはSEとHSEが340psを発生するV6 3リッタースーパーチャージドで、Autobiography Dynamicのみ510psを生み出すV8 5リッタースーパーチャージドを搭載する。ギアボックスはいずれも8段ATで、Autobiography Dynamicの場合、0-100km/h加速を5.3秒でこなす。
イヴォークをラインナップした効果もあってジャガー・ランドローバーの販売は好調で、2013年の年初から11月下旬までのグローバルセールスは、対前年比18%増、10月単月では36%増を達成したほか、日本では前年比77%の成長を記録したという。このため、イヴォークのデザインエッセンスを採り入れたレンジローバー スポーツの追加により、セールスがさらに躍進することをジャガー・ランドローバーは期待しているようだ。
(文=大谷達也<Little Wing>/写真=大谷達也、webCG)
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