米満 日本勢16年ぶり銀 「ロンドンでは金しかない」

[ 2011年9月19日 08:00 ]

男子フリー66キロ級で銀メダルを獲得した米満達弘

 レスリングのロンドン五輪出場枠を懸けた世界選手権最終日は18日、トルコのイスタンブールで行われ、男子フリースタイル66キロ級決勝で米満達弘(自衛隊)は昨年の広州アジア大会決勝で破ったメディ・タガビ・ケルマニ(イラン)を攻めきれずに0―2で敗れ、フリーの日本勢で30年ぶりの金メダル獲得はならなかった。銀メダルは今大会の日本男子最高成績で、フリーでは1995年大会62キロ級の和田貴広以来16年ぶり。

 25歳の米満は5位以内の国・地域に与えられる五輪出場枠を獲得し、12月の全日本選手権で優勝すれば日本レスリング協会の選考基準を満たし、初の五輪代表に決定する。

 日本勢のメダルは男子フリーで銀1、銅1を獲得し、女子の金3、銅2と合わせて計7個。五輪出場枠はフリーで2階級、女子で3階級獲得した。

 ▼米満達弘の話 完全に守られてしまった。守る相手をどう崩していくか、課題が見つかった。金メダルが良かったけれど、いろいろな経験ができた。課題をクリアしてロンドン(五輪)では金しかない。

 ▼佐藤満・日本レスリング協会男子強化委員長の話 米満は失敗してもいいから、自分を信じて(相手に)飛び込んでほしかった。1、2番のレベルにいるのは間違いない。(日本勢男子で)メダル2個はほっとしているが、目標には届いていない。全体としてレベルが上がっている。(共同)

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