永井一郎さん 最後の仕事放映…テロップで訃報流れる

[ 2014年2月2日 18:03 ]

永井一郎さんの通夜。祭壇には、昨年10月の「サザエさん」の45周年パーティーの際に作られた波平のパネルどが並べられた。

 27日に死去した声優の永井一郎さん(享年82)の最後の仕事となったTBS系「世界が知りたいニッポンの技~美と食の匠たち…ひろしま篇」が2日、午後2時半から放送された。

 永井さんは、広島市内の放送局でこの番組のナレーションを終えた後、同市内のホテルに宿泊。27日午前にホテルの部屋の浴槽で倒れているのが従業員に発見され、搬送先の病院で死亡が確認されたという。

 番組の最後に、永井さんのナレーションが流れる中「永井一郎さんは、この番組を収録した翌日、1月27日(月)に亡くなられました。永井さんのご冥福をお祈りいたします」とテロップが流れた。

 2日は、午後6時から通夜が営まれ、サザエさん役の加藤みどり(74)、波平の妻フネ役の麻生美代子(87)、ワカメ役の津村まこと(48)らが参列。涙を流し故人をしのぶ悲しき磯野家集合となってしまった。

 午後6時半からは永井さんの代表作でもある波平の声を担当した「サザエさん」も放映。永井さんの声が聞ける「サザエ」さんの放映は、9日を残すだけとなった。

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