ソフトB 3年ぶりリーグV!サヨナラ決着、22年ぶりM点灯なしの頂点

[ 2014年10月2日 22:21 ]

3年ぶりのリーグ優勝を果たし、胴上げされるソフトバンク・秋山監督

パ・リーグ ソフトバンク2―1オリックス

(10月2日 ヤフオクD)
 首位ソフトバンクが今季最終戦で2位オリックスを延長の末、サヨナラで下して3年ぶり18度目のリーグ優勝を決めた。優勝マジック点灯の可能性があった9月17日から1勝9敗で、今季ワーストの5連敗中のなか、最後の最後につかんだ覇権。マジック点灯なしからの優勝は92年のヤクルト以来22年ぶりとなった。

 「144試合、全力で戦うシーズンはなかなかない。いかに自分のできることをできるか」との指揮官の言葉通り、投打で集中力を切らさなかった。打線は2回1死二、三塁、細川の中犠飛で先制。7回に同点に追いつかれたが、延長10回1死満塁、松田が左中間を破る安打を放ち、史上まれに見る混戦にけりをつけた。

 緊迫の投手戦、まずは今季オリックス戦で1完封を含む2戦負けなしの先発・大隣が仁王立ち。2回に2死一、三塁としたが縞田をチェンジアップで三振に抑えると、6回2死二塁のピンチでペーニャを見逃し三振に切って取るなど6回4安打無失点。2番手・森が同点とされたが、五十嵐、サファテが無失点でつないで延長10回の劇的な幕切れを導いた。

 勝てば優勝へのマジック「1」が再点灯したオリックスはディクソンが中4日で先発。自慢の継投での必勝に懸けたが、6番手・マエストリが3四球でピンチを迎えると、最後は7番手・比嘉で力尽き18年ぶりの美酒とはならなかった。

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