逆転Vならず…渡辺監督「こういう形で優勝が決まって残念」

[ 2012年10月2日 21:39 ]

7回、ロッテにリードを許し、重苦しい雰囲気の西武ベンチ。左端は渡辺監督

パ・リーグ 西武3-5ロッテ

(10月2日 西武D)
 とうとう西武が力尽きた。ロッテに連敗し、マジック1だった日本ハムに優勝を献上してしまった。

 中4日で先発した石井が、初回に角中にタイムリーを打たれるなどいきなり2失点。浅村、オーティズの一発で一時は同点としたものの、守備の乱れもあり粘れず失点を重ねた。9回に中村が26号ソロを放つが、そこまで。逆転優勝の夢はついえた。渡辺監督は「こういう形で優勝が決まって残念です」としながらも、片岡、栗山を故障で欠き、3番・中島も左脇腹痛で3試合連続で戦列を離れる状況とあり、「選手たちは満身創いの中一生懸命やってくれた」とねぎらい、優勝した日本ハムに対しては「長いスパンで考えて(日本ハムは)バランスが良かった。オフェンス、ディフェンスともパ・リーグでは一番、たけていた。相手が上だった」と称えた。

 だが、まだ4試合残っている。CSに2位で進出すれば、ホームでファーストステージを迎えることができる。「まだ終わったわけではない。あと4試合、いい形でシーズンを終われるようにしたい」と、渡辺監督はすでに気持ちを切り替えているようだった。

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