14日のフィギュアスケート男子フリーで羽生結弦(19)=ANA=が178・64点で1位となり、合計280・09点で今大会日本勢初の金メダルを獲得した。羽生はフィギュアスケートを始めたのは、4歳のときだった。姉がスケート教室に通っていて、それについていったのが始まり。野球部の顧問をしていた父からは、野球を勧められた時期もあったが、スケートを貫いた。
幼少期にエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)をまねしたマッシュルームカットは、母の由美さんがカットしていた。1メートル71、56キロと細身で食が細い羽生を食事面で支えたのも由美さんだ。羽生とともに練習拠点のカナダ・トロントで生活し、献身的にサポート。羽生が食べたいものを聞いた上で、栄養のバランスを考えた料理を心掛けた。食が進む汁物を多くしたほか、豚バラ大根などのお気に入りメニューもでき、今季は風邪知らずで乗り切っている。