人気グループ、AKB48が結成11周年を迎えた8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で記念公演を行い、16期研究生の19人がお披露目された。
12〜19歳の16期生には、今年の選抜総選挙10位の武藤十夢(とむ、22)の実妹、武藤小麟(おりん、16)も合格していたことが明かされ、AKBでは初めて姉妹メンバーが誕生した。
小麟は「2000年のシドニー五輪の年に生まれました」と珍しい名前の由来を交え、あいさつ。姉の十夢は「温かく見守っていただけたら」とファンに呼びかけた。
16期生はAKBのデビュー曲「会いたかった」を披露。注目のセンターはショートカットが特徴の田口愛佳(まなか、12)が務め、「髪の毛が短い子で覚えてください」とアピール。田口は、卒業生の前田敦子(25)がAKB時代に初センターを務めた伝説の「渚のCHERRY」も歌い、こちらもセンターに大抜てきされた。
2005年12月8日の初公演は、観客がたった7人だったのが今でも語り草。1年前に卒業生の高橋みなみ(25)から総監督を引き継いだ横山由依はこの日が24歳の誕生日で、「先輩方が作ってきたこのグループはやっていけるのか、がむしゃらに走ってきた1年でした」と振り返った。
事前に見学したという16期生のレッスンでは、全員がレッスンが始まる前から自主的に練習していたというエピソードを告白。「パフォーマンスは決して完成度が高いわけではありませんが、必死に汗を流している16期生を見て泣きました。自分の昔を思い出して、AKBはこうあるべきだと彼女たちの汗を見て思いました。今の恵まれた環境が当たり前とは思わずにこれからも活動していきたいです」と原点回帰を改めて宣言した。