(パ・リーグ、楽天2-3西武、20回戦、西武15勝5敗、28日、コボスタ宮城)西武は28日、楽天20回戦(コボスタ宮城)に3-2で勝ち、球団通算4500勝(3992敗356分け)を達成した。プロ野球で6球団目となるが、1950年の2リーグ分裂後に誕生した球団では最速での到達となった。
クライマックスシリーズ出場圏内の3位死守へ、負けられない西武が、必死で勝利をつかんだ。2-2の八回一死二、三塁。森のボテボテの三ゴロの間に決勝点をもぎとった。田辺監督は節目の勝利にも「そうなの? 全然知らなかった」と無関心で、「残り試合もないので、どんな形でも勝っていかないと」と、ひたすら前を見つめた。
この日は10三振を喫し、チームは今季1004三振。2年連続で1000個を超えた。数字がどれだけ増えても、いまは勝ちさえすれば、それでいい。 (塚沢健太郎)