芸能考察

「筋金入りです」ほんわか癒やし系「鉄ドル」斉藤雪乃 受け狙いの戦略ではなかった! 次は「そば鉄」?

 勉強と聞くと、鉄道の知識を無理して覚えたようにも思える。本当に鉄道ファンなのだろうか。勇気を出して疑問をぶつけてみた。

 「もともと母が鉄道好きで、20代のころにはシベリア鉄道を旅したそうです。弟も大の鉄ちゃん(鉄道ファン)なんです」

 列車に乗ることを楽しむ「乗り鉄」の中でも、世界最長の大陸横断鉄道を制覇した強者はそういない。最近では、子供と一緒に鉄道を楽しむ母親を「ママ鉄」と呼ぶらしいが、斉藤さんの母は「『ママ鉄』の走り」だったという。

鉄道愛は「筋金入り」

 親子2代にわたる〝鉄ちゃん一家〟で生まれ育ったことは分かった。とはいえ、本当に鉄道好きかどうかは別問題。はなはだ無礼千万なこととは思うが、もう少し踏み込んでみよう。

 「大阪の吹田で生まれ育ったので、筋金入りです」

 吹田と聞くと、万博記念公園を思い浮かべる人が多いだろう。ただ、鉄道ファンなら、広大な操車場や車両基地を連想するに違いない。

 操車場は貨車を連結して貨物列車を仕立てる場所で、無数の分岐器(ポイント)が並び、入れ換え作業が頻繁に行われていた。中でも吹田操車場は、「東洋一」といわれる規模を誇った。モータリゼーション(自動車化)の進展で貨物輸送の合理化が進み、国鉄末期に信号場に格下げされてしまったが、今でも吹田には、JR貨物の吹田貨物ターミナルや吹田機関区、JR西日本の吹田総合車両所(本所)がある。

 吹田は「鉄道の町」で、ファンにとっては〝聖地〟でもある。「弟と一緒に大きな操車場の跡地に行ったり、東海道線の沿線に行って列車を眺めるのが楽しかった。あっ、正雀工場でも電車を眺めていましたよ」

 阪急電鉄の車両基地「正雀工場」があるのも吹田(住所は摂津市)。なるほど、確かに「筋金入り」である。

 「鉄道のファンと一口にいっても、SL(蒸気機関車)が好きな人もいれば、車両の空気バネ(エアサスペンション)が好きな人などいろいろです」

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