日本で開催する来年の主要国首脳会議(サミット)の開催地が5日、三重県の「伊勢志摩」に決まったことに与野党から歓迎の声が相次いだ。
自民党の谷垣禎一幹事長は記者団に「伊勢神宮は歴史と伝統を背景にした素晴らしいところだ。日本の伝統を感じとっていただくには、一番いいところではないか」と述べた。
衆院三重1区選出の川崎二郎元厚生労働相(自民)は産経新聞の取材に「伊勢神宮は日本人なら知らない人はいないが、サミット開催で国際的にもアピールできる。海外からのお客さんが増えることに期待したい」と歓迎した。
民主党の岡田克也代表(衆院三重3区)も「サミットは世界の注目が集まるので、世界の人々に三重県を知っていただく非常によい機会だ。1年後の開催に向けて、三重県の魅力をさらに高めていきたい」と期待を込めた。
維新の党の柿沢未途幹事長は「意表を突く選択だという印象を持つが、国内の大都市ではなく地方で行うことは、地域創生につながるという意味でも意義があると思う」とのコメントを発表した。