永遠のミステリー
作庭は室町時代と推定されるが、作者は誰か。
いわく、開山である義天玄承(ぎてんげんしょう)、寺を建立した細川勝元、絵師の相阿弥、勝元の実子である政元、茶人の金森宗和…など様々な諸説がある。
なかでも相阿弥説が長く信じられてきたが、それも確証はない。
そこで注目されるのが、石庭の裏に刻まれた「小太郎・口二郎」の刻印。
しかし、これさえも作者と判定するには憶測の域を出ない。
作者は依然、謎のままなのである。