2012年3月8日
日本製紙パピリア(株)(平川昌宏社長)は日本製紙(株)(芳賀義雄社長)と共同で、感熱印字ができ、水ですぐに溶解するという2つの機能を併せ持った「感熱水溶紙」を開発した。
感熱水溶紙は、「感熱プリンターで印字でき、さらに印字したラベルを対象物から剥がすときに水で洗い流すことができる紙」というコンセプトの機能紙。同社が有する「紙が瞬時に水に溶ける技術」と日本製紙の感熱紙に関する技術を複合して開発され、すでに海外の食品業界で使用されている。
同社では、既存の水溶紙ラインアップに加えて販売し、例えば水で洗い流すことを前提とした物流ラベルなど、新しい用途を生み出せる感熱素材として市場を開拓していく考え。