告発サイトの公電内容認める パキスタン
【イスラマバード=共同】民間ウェブサイト「ウィキリークス」が公開を始めた米秘密外交公電をめぐり、パキスタンのバシット外務省報道官は29日、声明を発表、米国がパキスタンの研究用原子炉から高濃縮ウランを取り除く秘密活動を展開したとする公電の内容を認めた。
公電によると、米国は2007年以来、兵器などへの転用を恐れ、この活動を行ったが、成功していないとされる。
声明は「パキスタンは進んだ核技術を持つ国家だ。誰もその核施設には触れられない。燃料を移すようにとの米国の提案ははっきり拒否した」としている。