北陸銀、JR高岡駅近くの店舗集約 新幹線開業に備え
北陸銀行は北陸新幹線の開業をにらみ、富山県高岡市の店舗網を再編する。8月25日にJR高岡駅の南側に位置し、新幹線新駅に近い高岡南支店を高岡南中央支店に変更し、周辺の出張所とローン相談所を集約する。同地区の中核店舗に位置付け、企業・個人の取引拡大につなげる。
移る高岡総合市場出張所は、再開発による道路拡幅工事で建物の解体が必要になったことにも対応する。あわせて近くにあった個人向けローン相談窓口「ほくぎんローンプラザ」を同支店の駐車場に新棟を建てて移転する。駐車場は隣接地に新たに確保した。
中核店としての位置付けを明確にするが、顧客向けの通帳や振り込みなど取引上の店番号、店名、口座番号などは変更しない。情報共有や協力体制を強化し、同エリアでの存在感を高める狙い。
JR北陸本線の高岡駅から南に約1.5キロメートルのところに新幹線駅ができるため、周辺の開発が活発になっており、人の流れなども今後変わる可能性がある。富山第一銀行も旗艦店を移転・開業するなど金融機関も変化に備えている。