道後温泉本館の耐震改修、東京五輪期間は中断も 松山市長
松山市の野志克仁市長は28日の記者会見で、2017年にも着手する道後温泉本館の耐震改修工事について、「東京オリンピックの期間中は耐震工事を中断できないか検討している」と述べた。20年の東京五輪を機に外国人観光客の増加が期待できるため、外観を見学できるようにするなど受け入れ体制を整える。
野志市長は17年のえひめ国体の終了後すぐに着工する考えを改めて強調。道後温泉本館が現在の形に改築されて130周年を迎える24年までの工事の完了を目指す。
工事中に東京五輪が開かれるため期間中に工事を中断するほか、「姫路城のように工事をあえて見せる方法もある」と野志市長は述べた。