イプシロン、低コストで競争力
イプシロンロケットの最大の特徴は、低コストで人工衛星を打ち上げられることだ。日本が2006年に撤退した小型ロケット「ミュー5」の75億円に比べ、IT(情報技術)を駆使して最終的に4割以下に抑える。ただ小型ロケット市場はライバルがひしめき、楽観はできない。
初打ち上げのコストは地上試験費用を含めて53億円。JAXAは4号機以降に38億円、17年度以降は30億円以下とする青写真を描く。コストを30億...
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