イオン、千葉・幕張に体験型消費の旗艦店開業
イオンは20日、千葉市でショッピングセンター(SC)の旗艦店「イオンモール幕張新都心」を開いた。敷地面積は東京ドーム4個分の19万2000平方メートル。吉本興業の劇場や仕事体験テーマパークなど、360店のうち約3分の1を体験型サービスとし、店に滞在する楽しさを追求した。国内だけでなくアジアからの観光客も見込み、年間3500万人の集客を目指す。
午前9時の開店前には7000人が並んだ。夫婦で訪れた千葉市の男性会社員(43)は「子どもと大人が一緒に楽しめる目新しい店が多い。次は娘を連れてきたい」と笑顔で話した。
総合スーパー「イオン」では無線LAN(構内情報通信網)を整備。タブレット(多機能携帯端末)を40台配置し、在庫がない商品も店頭でネット注文できる新サービスを導入した。イオンの岡田元也社長はオープンに先立つ式典で「コト、モノ、ネット、(全てを組み合わせた)オムニチャネルのショッピング時代に対応した1号店」とあいさつした。
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