首相「ねじれ解消を」、海江田氏「経済に副作用」 党首討論
与野党9党首は3日午後、参院選の公示を4日に控えて日本記者クラブ主催の党首討論会に臨んだ。安倍晋三首相は「皆さんの力で政治が動き、経済が動き出した。参院選に勝ってねじれを解消し、政治の安定を手に入れて国民の皆さんに実感を届けたい」と表明。自民、公明両党で非改選議席を含めた参院の過半数を獲得し、衆参両院で多数派が異なる「ねじれ国会」の解消をめざす考えを強調した。
民主党の海江田万里代表は「自公政権は大変危うさがある。首相の経済政策は国民の期待を膨らませるのには成功したが、副作用として物価が上がっている」と懸念を示した。
党首討論会には日本維新の会、公明党、みんなの党、生活の党、共産党、社民党、みどりの風も参加した。各党首が自らの党の政策などを主張したうえで党首同士の討論や質疑応答を実施する。
参院選向けの党首討論は、6月28日夜のインターネット番組で維新を除く与野党8党首が参加して開催している。