コープあきた、県南支部を新築移転 規模2倍 配送ルート集約
生活協同組合コープあきた(秋田市、大川功理事長)は今秋、共同購入品の宅配センターで秋田県南部をエリアとする県南支部を新築移転する。投資額は土地・建物合わせて約1億5000万円。組合員の増加で現在のセンターが手狭になったためで、規模を約2倍に拡大。これまで秋田市から配送していた一部地域のルートも集約する。
横手市金沢中野地区に現在の県南支部の約7倍となる7200平方メートルの敷地を購入した。建築中の新センターは平屋建てで延べ床面積約900平方メートルと、現在の約2倍となる。冷凍室・冷蔵室のスペースも現在の約3倍に拡充するほか、トラックの積み下ろしスペースを5台分から12台分に増やす。新センターは9月20日の稼働予定。
移転を機に、これまで中央支部(秋田市)が担当していた大仙市の一部と仙北市への配送も集約する。
新宅配センターの稼働により、2010年度の県南支部管内の組合員数は前年度比21%増の6000人、宅配売上高は28%増の6億5700万円を見込む。