金の国内小売価格、32年4カ月ぶり高値更新
金の延べ棒や金貨など地金を販売する田中貴金属工業(東京・千代田)など大手貴金属商の小売価格が18日、1グラム5145円(消費税込み)と前日比88円上昇し、32年4カ月ぶりの高値を更新した。国際指標であるニューヨーク先物の金価格が上昇したうえ、円相場が一時2年7カ月ぶりの円安となり、円建ての国内金価格を押し上げた。
消費税抜きでは1グラム4900円で、消費税導入前の1980年9月以来の高水準となる。
東京工業品取引所の金先物価格は18日の夜間取引で一時、1グラム4907円(期先限月)となり16日につけた上場来高値(4828円)を更新した。