大田弘子元経財相を社外取締役に パナソニック
パナソニックは27日、元経済財政相の大田弘子政策研究大学院大教授(59)を6月26日付で社外取締役に招く人事を発表した。業績の立て直しに向け、マクロ経済や政策に通じた大田氏の見識を経営に生かしてもらう考えだ。
同社の取締役に女性が就くのは初めて。大田氏は2000年以降、同社のアドバイザーを務めた経緯がある。現在は政府の規制改革会議で議長代理を務めるなど、安倍政権とのパイプをもつ。
6月末以降の新体制では、大田氏の取締役就任で取締役が1人増え17人となる。監査役、執行役員を含む全役員数は、執行役員の削減で現在より8人少ない43人とする。本社組織のスリム化を進めるなか、役員も適切な配置に改める必要があると判断した。
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