スズキとの関係「何も結論出ず」 株主総会でVW社長
【ハノーバー(独中部)=加藤貴行】欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)のマルティン・ヴィンターコーン社長は25日開いた株主総会で、提携解消を巡り対立するスズキとの関係について「(両社で)様々なプロジェクトを立ち上げたが何も実現していない。国際調停が進行中のためコメントはできない」と述べた。
両社は2009年12月に提携。VWはスズキに19.9%出資する筆頭株主だが、スズキは現在、提携解消を求め国際仲裁裁判所に調停を申し立てている。ヴィンターコーン社長はスズキ株の買い増しや売却についても「何も決めていない」と従来の考えを述べるにとどめた。
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