ロフト、栃木に13年ぶり再進出 宇都宮の郊外SCに
生活雑貨店のロフトは、2002年12月の宇都宮店閉鎖で撤退していた栃木県に、約13年ぶりに再進出する。21日、宇都宮市郊外のショッピングセンター(SC)、FKDショッピングモール宇都宮インターパーク店の2階に出店する。以前出ていた中心市街地から北関東最大規模という郊外商業地区に場所を移し、近県も含めた広域からの集客を見込む。
「宇都宮インターパークロフト」は売り場面積545平方メートルでロフトとしては「コンパクト」な規模という。日常的な利用を念頭に置き、美容・健康雑貨や文具など約2万品目をそろえる。ロフトは北関東では茨城県つくば市と水戸市に店舗を構え、宇都宮市が3店目となる。
かつて栃木県では、1991年4月に、西武百貨店の別館の「ロフト館」として宇都宮市の中心市街地に出店。その後西武百からの分社化を経て、1999年4月に宇都宮西武が別館を閉鎖した際に同店内に店舗を移した。
だが02年12月の宇都宮西武の閉店に伴ってロフト宇都宮店も閉じ、栃木からは撤退していた。その後宇都宮西武跡は総合スーパーの長崎屋を経て、現在MEGAドン・キホーテとなっている。
一方、ロフトが今回出店する宇都宮郊外のインターパークは、北関東自動車道に近接する商業地区。専門店や外資系ファストファッションも集積し、かつての街ナカに代わる消費の中心となっている。