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エボラ熱治療薬候補に 富士フイルムの薬 米で手続き

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【ワシントン=川合智之】米政府機関が富士フイルムホールディングスのインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」を、西アフリカ諸国で感染が拡大しているエボラ出血熱の治療に使えるかどうかの確認手続きに入ったことがわかった。

富士フイルムホールディングスは8日未明、ファビピラビルをエボラ出血熱感染者の治療に使えるようにするため「臨床試験(治験)に向けた準備について米食品医薬品局(FDA)と協議している」とコメントした。

ファビピラビルは、日本では既にインフルエンザ治療薬として承認されており、米国でも現在、同じ目的で治験の最終段階にある。米通信社ブルームバーグは7日、米国防総省報道官の話として、今後、エボラ出血熱に感染したサルに同薬を投与して効果を確認する作業を進め、9月中旬には暫定的な試験結果を得られる見通しであることを伝えた。

エボラ出血熱は西アフリカで過去最大規模の感染となり、米国は現地で感染した米国人2人に「ZMapp」という別の未承認薬を投与。米国に移送された2人の患者は快方に向かっているが、未承認薬の効果があったかどうかは不明だ。

7日には、西アフリカのリベリアで慈善活動中に感染したスペイン人神父が、同国のマドリードに軍用機で移送された。

WHOによると4日時点のエボラ熱による死者は932人に上る。感染地域は西アフリカのギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国が中心だ。

WHOは今回の大量感染が国際保健規則に基づく公衆衛生上の緊急事態にあたるかどうか判断するため、6日から緊急委員会を開いており、8日に結果を公表する。

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