東京ドームが大規模改装へ 開業以来初、人工皮革席を用意
東京ドームは22日、今後3年間で約50億円かけてドームの大規模改装をすると発表した。大規模改装は1988年の開業以来初めてで、人工皮革シートで座席幅や前後の空間を広くとった席を480席用意する。通常席も座面にパッドを入れるなどして、快適に観戦できるようにする。工事中も営業は継続する。
ドーム1階内野中央の480席を人工皮革席にする。座席幅は1.2~1.3倍の52~57センチメートルに広げ、各席に電源コンセントを用意する。さらに160席にはタブレット(多機能携帯端末)を取り付け、野球中継やリプレイ、選手データが見られるようにする。VIP席などとして利用してもらう考えだ。
内野の通常タイプ3万4000席も、1階席は座面にパッドを入れ、1、2階とも座席角度の調整により膝前の空間を約1.5倍に広げる。指向性の高い音響スピーカーやアリーナ照明の発光ダイオード(LED)化などを計画している。