伊調馨選手に国民栄誉賞 政府が正式決定
政府は13日、リオデジャネイロ五輪の女子レスリング58キロ級で金メダルを獲得し、五輪で4連覇を果たした伊調馨選手(32)に国民栄誉賞を授与することを正式に決定した。菅義偉官房長官が同日の閣議後の記者会見で発表した。同賞の授与はこれで24例目。安倍晋三政権では4人目となる。
女子の個人種目で4大会連続の金メダルは世界初の快挙。菅氏は「多くの国民に深い感動と勇気、社会に明るい希望を与えた」と述べた。
伊調選手は青森県出身。世界選手権でも10回優勝している。五輪で4連覇を達成した選手は陸上のカール・ルイス(米国)や競泳のマイケル・フェルプス(同)ら伊調選手以外に男子4人しかいない。