業者ランク付け、サイト根拠なし 京都地裁、情報開示を命令
リフォーム業者をランク付けしたサイトで最下位とされ名誉を傷つけられたとして、業者が情報開示を求めた訴訟の判決で、京都地裁(蛯名日奈子裁判官)は5日までに、名誉毀損を認め、サイトのあるサーバー運営会社に、サイト管理者のIPアドレスなどの情報を開示するよう命じた。
判決は「ランキングが真実であることを裏付ける証拠がなく、権利侵害は明白だ」と判断。業者がサイト側に損害賠償を請求できるよう、サーバー運営会社が情報開示する必要性を認めた。
判決によると、サイトにはアンケートを基に点数化したとされるリフォーム業者のランキングが掲載され、原告の業者は全28社中の最下位の点数だった。原告側代理人の弁護士は「ネット上には根拠の乏しい口コミランキングサイトも多く、警鐘を鳴らす判決だ」と話している。〔共同〕