フィギュアスケートのソチ五輪金メダリストの羽生結弦(20=ANA)が6日(日本時間7日)、練習拠点とするカナダ・トロントで練習を公開。今季のショートプログラム(SP)として、昨季のショパン作曲「バラード第1番」を再演する意向を示した。

 昨季はシーズン初戦となった中国杯での激突事故の影響で、構成を変更せざるを得なかった。あらためて挑む今季は、後半に4回転トーループを跳ぶ構成に再挑戦する。試合のプログラムでは自身初めてとなるピアノ曲で、「昨季の世界選手権の前から決めていた。成長できるプログラム」と理由を説明した。

 また今季初戦として、10月中旬にカナダで開催される「オータム・クラシック国際」への出場の意向を示した。例年は秋のフィンランディア杯(フィンランディア杯)を初戦とすることが多かったが、今季はカナダでじっくりと滑り込む。