99年の初演から骨髄バンクを支援してきた舞台「友情

 秋桜のバラード」が4日、東京・博品館劇場で400回目の公演を無事、終えた。女教師役で出演した女優かとうかず子(51)は「(共演の)子どもたちの一生懸命さは見ている人にも伝わる。大人が見ていても、グッとくる。骨髄バンクや芝居へ興味を持ってもらえると思う」と演じながら感じた感動を口にした。

 また容体が悪化し、死に至る主人公あゆみを診察する医師役で、上演実行委員会特別顧問の森喜朗元首相(72)が特別出演した。森元首相は登場するやいなや、すぐにあゆみの方を見て、客席に背を向け続ける「挙動不審」な演技ぶりだった。

 実は7年前に選挙区の石川で公演が行われたときに初出演したが、悲しいシーンにもかかわらず客席から笑いが起こった。「(演技は)2度とやらないと思った。僕が出たら客席が笑って困った。だから今日は、スーッと出てすぐ(主人公の)あゆみの方を向いたろう。医者だからね」と演技の秘密を自ら暴露。最後は「舞台の感想?

 ずいぶん乾燥してたなぁ」とギャグを飛ばしてご満悦だった。

 [2010年2月3日23時24分]ソーシャルブックマーク