10日に開催された第7回AKB48グループじゃんけん大会で、瀬戸内地方の7県を拠点にする新グループ「STU(瀬戸内)48」が結成されることが発表された。来年夏に旗揚げ予定で、48グループ初めて船の上の劇場が舞台になる。

 名脇役・田名部の優勝で渦巻く興奮に、拍車をかけるサプライズだった。場内画面に、AKB48など国内5劇場の初日の様子に続き、那覇、仙台、札幌の地図画像が表示される。かと思いきや、続いて「今度の劇場は都市ではない。瀬戸内7県を舞台にした、船上劇場だ!」の文字が映し出された。「瀬戸内48誕生! STU48 2017夏 出航!」。想像の上を行く発表に、サプライズ慣れしたメンバーたちも「なに?」「はっ?」と口に出して驚いた。

 AKB48の秋葉原、SKE48の名古屋・栄など、これまでは1都市が拠点だった。今回は初めて山口、広島、岡山の中国3県と兵庫に加え愛媛、香川、徳島の四国3県が本拠地になる。しかも活動の柱になるのは専用劇場ならぬ「船上劇場」。画面には豪華客船の映像がドーン! 会場はどよめいたが「実際のものとはかなり異なります」と注釈が表示され、笑いが起きた。

 既に公式ホームページも立ち上がった。結成11年目を迎えたAKB48グループにとってまた、新たな試み。グループ総監督横山由依(23)は「神戸の皆さん、応援してくれますか?」とファンに呼びかけた。