<浜田文子デビュー15周年興行>9日◇東京・新宿FACE

 浜田文子(32)が自身の15周年を記念しての興行で見事に同期のAKINOからフォールを奪い、16年目に弾みをつけた。

 この興行は文子が「社会勉強」するために、あえて所属先のZABUNによる運営ではなく、自分の手で全ての準備を進めた。そのなかでサポート役に回ったのがアルシオン時代の後輩・山県優だった。

 2人はチケットの配券や営業、グッズ制作、宣伝、リリース配布などを初体験ながら手分けして進め、当日まで奔走。その結果、会場の新宿FACEには超満員の観客が詰めかけた。父親であるグラン浜田もセミに出場し、華名をラリアットの連打から浜ちゃんカッターで仕留め、健在ぶりをアピール。いい流れでメインの文子へとつなげた。

 文子はすでに2試合を消化していたが、疲れを見せることなくアジャコング&山県優との師弟トリオで出陣。AKINO&GAMI&Leon組との“アルシオン”対決を制した。最後はAPクロスからAKINOをフォール。9・15OZアカデミー横浜大会でのOZ認定選手権戦を前に王者から3カウントを奪った。

 文子は「ここまでこれたのもアジャ様やサポートしてくれた優、そしてファンの皆さんのおかげ」と頭を下げて感謝の気持ちを述べると、師匠のアジャも「問題児2人がよくここまで育ってくれた」と文子&山県の成長を褒めたたえた。