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ケヴィン山内の英語まめ知識

海外旅行を楽しみましょう 1 「アメリカ入国編」

 思いたったら吉日、すぐに出かけましょう。飛行機の予約を終えたらすぐ ESTA の申請です。ESTA (エスタと読む)は、Electronic System forTravelAuthorization の頭文字を取ったもの。電子渡航認証システムと呼ばれているもので、査証(Visa)不要のアメリカですがやはり何等かの記録を残しておきたいのが本音のようです。自分でインターネットで取得できます。

 さて出発は成田でも羽田でも良いのですが、この際空港名の3-letter code を憶えておきましょう。成田空港は NRT、羽田はHND で空港会社へチェックインするとスーツケースに Baggase tag が付けられ、出発空港名,航空機便名と到着空港名が印刷されています。たとえ出発地が千葉県の成田であっても世界から見ると日本の東京からと解釈されるので City Code としては TYO とありますが空港名ではありません。同様に New York の都市コードは NYC ですが空港名ではありません。NYC には空港が3つあり夫々JFK(John F.Kennedy )、LGA(La Guardia)そして EWR(Newark)の3レターコードが付いています。

 ある日本人がニューヨークから日本へ帰る時タクシーの運転手に airport , please と言ったので、ドライバーがJFK orNewark? と客に聞きました。
その日本人はニューヨークの国際空港は1つだけだと思っていたので、 ニューヨークに発音が似ていた Newarkと答えました。その結果はどうなったのでしょうか。Newark International空港に降りたその日本人は、本当はJFKから出発する飛行機(航空券にはJFKと書いてある)に乗れなかったことは言うまでもありません。もちろんタクシー代とホテル代が余計な出費になったことは自明の理でした。

 さてニューヨークへ行く時、直行便でなくシカゴ経由の場合もあります。シカゴの City Code は CHI ですが空港名は O'Hare(オヘア)で空港コードは OHR です。旅行中に何のトラブルも無い時は上記の知識は特に必要ありませんが、シカゴ経由の時はシカゴで入国手続きが米国から要求されているので、あなたのスーツケースも通関しなくてはならず、税関を通ったあと再度そのスーツケースを同じ航空会社へチェックインしなくてはなりません。その際荷物札が NRT-OHR-JFK となっているかどうかを必ず成田空港で確認しておくと安心ですね。

本紙2011年4月27日付(2182号)掲載





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