現在位置: HOME > コラム > 波紋 > 記事


社説 波紋

サプライチェーンの立て直しによる国内生産へ反映の期待

 景気は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるもの、持ち直している―という8月の月例経済報告のさわりについて触れてみる。

 この中で先き行きについては、サプライチェーンの立て直し、海外経済の緩やかな回復や各種の政策効果などを背景に、景気の持ち直し傾向が続くことが期待されるとしている。ただ、電力供給の制約や為替レート・株価変動等によって景気が下振れするリスクが存在することなど、いくつかの懸念材料も残っているので注意せねばならないとしている。

 経済動向の支柱である輸出はというと、海外経済の回復が更に緩やかになっていることにより一部で弱含んでいるものの、サプライチェーンの立て直しにより、持ち直しの動きがみられる(アメリカ、EU向け輸出等)などで、国内生産への反映も期待できそうだとしている。                         
[2011年8月27日付け本紙2194号掲載分]


バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
特集
  • 阪村氏「ねじと人生」
  • 機械要素技術展
  • 最古唐招堤寺からねじ発見
  • 同志社クラーク記念館からボルト