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 Jリーグ1部(J1)の神戸が、本拠地とするノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)の芝の状態がプレーに適さないとして、今季のホーム戦の一部を他会場に移す措置をとった問題で、同スタジアムを所有する神戸市が来年度、芝を全面張り替えする意向であることが、27日までに分かった。全面張り替えは10年ぶり。クラブ側が7月、芝の抜本的な対策を求め、久元喜造市長が「本年度から芝生の準備をし、来年度から全面張り替えをする」と伝えた。

 同スタジアムは2003年に開閉式屋根を取り付けた後、日照不足による芝の生育不良が目立ち始めた。03、04年に各2回、全面張り替えを行い、05、06年にも実施。その後は芝生の栽培技術の改良に伴い、徐々に毎年の張り替え面積を減らしてきていた。

 だが、夏場は芝が剥がれるなど荒れた状態が続き、今季は監督、選手から「プレーの質に影響する」と不満が高まった。クラブ側が市に今季の残り試合の会場変更と、芝のコンディション向上を求めていた。

 久元市長は7月末、神戸の運営会社「クリムゾンフットボールクラブ」の池田敦司社長と市役所で面会。芝生の改善が進んでいない現状を認め、採光や風通しといった構造上の問題についても「他のスタジアムを参考にしながら責任を持って対応する」と応じた。

 市などによると、一般的にスタジアムの芝生の全面張り替えには5千万~1億円がかかる。市は今後、調達先の選定を進め、費用や張り替え時期などを決める。(伊藤大介、小川 晶)

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