プレスリリース

2014年3月25日
関西電力株式会社

海南発電所1号機 ボイラからの燃焼排気ガス漏れに伴う起動操作の中止に関する点検結果について

 海南発電所1号機(定格出力:45万kW)は、起動操作中の3月24日午前8時40分頃、巡回点検中の当社作業員が、ボイラからの燃焼排気ガス漏れを確認したため、同日午前10時54分に起動操作を中止しました。

※燃焼排気ガス…
ボイラの中で燃焼された後に発生する排気ガス。排煙脱硝装置や電気集塵器で環境対策を実施したうえで、煙突から排出する。

3月24日 お知らせ済み]

 その後、詳細な点検を行った結果、燃焼排気ガスをボイラへ送る燃焼排気ガスダクトに亀裂が4箇所入っていることを確認しました。

 原因については、長時間の使用および起動・停止に伴う伸縮の繰り返しに伴って、燃焼排気ダクトが劣化し、亀裂が生じたことで、燃焼排気ガスが漏れたものと推定しています。

 また、空気をボイラへ送る燃焼用空気ダクトにおいても、亀裂が2箇所入っていることを確認したことから、亀裂が生じた部分(計6箇所)を溶接補修し、漏洩試験を行った結果、設備の健全性が確認できたことから、本日夜間に起動操作を開始し、明日、通常運転を開始する予定です。

<海南発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機 4号機
運転開始 昭和45年5月 昭和45年9月 昭和49年4月 昭和48年6月
定格出力 45万kW 45万kW 60万kW 60万kW
所在地:和歌山県海南市船尾字中浜260番地の96
燃 料:原油および重油

以 上

<添付資料>

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