アニメヘアーのアキバ系アイドル登場＝資生堂がウィッグを製作

2011年4月26日
　東京・秋葉原で人気のアイドルユニット「でんぱ組．ｉｎｃ」のステージ「最前ゼロゼロ」が４月２２日、東京・港区のレンタルソフト店「ＴＳＵＴＡＹＡ　ＴＯＫＹＯ　ＲＯＰＰＯＮＧＩ」で開催された。このステージは、ファッションブランド「ミキオ・サカベ」の１１年秋冬コレクションとのコラボレーションで、「ミキオ・サカベ」のデザイナー、坂部三樹郎氏による「でんぱ組．ｉｎｃ」の衣装もお披露目された。
　「でんぱ組．ｉｎｃ」は、秋葉原のライブハウス「ディアステージ」で活躍している５人組みのアイドルグループ。今回は、「ミキオ・サカベ」のコレクションに出演し、「最前ゼロゼロ」と銘打たれたステージで、歌と踊りを披露した。
　アニメから飛び出してきたようなポップでキュートなコスチュームの「でんぱ組．ｉｎｃ」。シルバーメタリックのロングブーツを履いた姿は、天から舞い降りた妖精のように見える。特に目を引くのは、ヘアスタイル。アニメの登場人物のような髪形がウィッグで忠実に再現されている。
　このウィッグを手がけたのは、資生堂のメーキャップアーティスト、計良宏文氏。アイドルを人形のように表現しようと、フィギュアをテーマに製作した。今後このウィッグは、アイドルセットとして活用されていく予定だ。
　ウィッグについて「最初はびっくりしたが、なじんできたら、お気に入りになった」と話す「でんぱ組．ｉｎｃ」、「胸キュンソングをたくさん世界にお届けできるように頑張っていきたい」と意気込みを語った。【時事ドットコム編集部撮影】